近年稀に見る大寒波で大雪の地域もあるようです。道路が滑りますのでタイヤなどに対策を講じていただくとともに、これから春にかけて気温が上がってきますと雪下ろしなどでの事故のおそれもあります。該当する地域の皆様はお気を付け下さい。

2011年頃に手術を受けた腰のヘルニアの再発でしょうか、元旦から立てない、歩けない日々が続き、病院で診察を受けました。神経痛と診断され、貼り薬や飲み薬ではほとんど改善しませんでしたが、当時手術を受けた後に付けていたコルセットをすると、かなり楽になりました。ただ同じ動作を1時間くらい継続するのはまだ苦痛です。私の2025年のスタートはこのような状況です。

1月に外国機関の監査(ISO/IEC 17065)の監査を受け、特にコメントもなく無事に終わりました。監査員からの助言としてのコメントをいくつか聞きましたが、それを一つずつ考えてみると、当社は民間企業としての製品評価・認証業務サービスプロバイダーで良かったということと、長岡科学技術大学で学んだシステム安全工学を活かせると強く感じます。当社は、評価・認証サービスに関係するISO/IEC 規格が整備されていない時から活動しているために、初期の製品評価・認証システム設計が現在のISO/IEC 規格の考え方と大きく異なる部分があり、そのようなシステムの部分を改良することが必要になります。特に、要員の評価・認証に対する適切な力量の保証と監視、教育、訓練、専門知識、技能、経験、及び権限付与の記録の維持が厳しく求められていることから、“Original Evidence Based Safety System”を構築していこうという方針はこれにマッチしていると思います。また、評価システムの中に“目視評価”作業を義務づけてきたことも正しい選択だったと思います。スタッフは経験が多くなると、我流で作業を進めるケースが出てくる場合もありますが、社内のルールに従った、社内の業務フローに忠実な作業を強く要求していきます。評価・認証サービス会社には、ISO/IEC 17020、ISO/IEC 17021、ISO/IEC 17025、ISO/IEC 17065 が基本的に求められていることを全社員が理解できるようにしたいと思います。

電気用品調査委員会に設立されている事故事例調査部会に先日委員として参加しました。その中での話題の一つとして、コンピュータに設けられたUSB TYPE C コネクターによる電力供給において、コンピュータ側のソフトでかなりの大電力が出力できるものがあるとのことでした。これがリチウム電池とのマッチング不良となった場合に過充電での事故が多く起きているとの指摘が出ました。また半田付け不良での火災事故の報告もありました。自動半田槽の温度管理の不良なども話題に上りました。特に赤色の半田レジストでは赤色発色のために“リン系の材料”を使用していて、リンの発火で火災となった機器もあったようです。製品開発・設計時に十分ご注意ください。

また、電気用品安全法での別表第十二におけるJIS 規格のIEC 規格への整合化に関わる検討の中で、JIS 等公的規格の整備が進まず、整合規格が採用できない等の課題があり、こうした課題に対応するために、今年度に“いつ”、“誰が”、“何をする”か を整理したアクションシートを取りまとめるそうです。2028 年度には整合化できるよう、業界でのJIS 原案作成、当該JIS の別表第十二への反映や、“バスケットクローズ規格”の整備を始めるとの発言がありました。バスケットクローズ規格は、“既存規格及び通則では、技術基準省令に定める技術的要件を満たすことができない電気用品に対して、共通的に活用できるような整合規格”であるとのことです。今後、経済産業省からのメールマガジンでのお知らせにはご注意下さい。

趣味の養蜂ですが、今年の桜の開花の頃に日本蜜蜂の捕獲の準備をしようと計画しています。