梅雨なのか?真夏なのか?分かりにくい最近ですが、皆様は体調を崩さずに業務に邁進されていることを祈念致します。
最近、お客様回りをしていますが、どうも特定の同業者から言われたのでしょうか、“濱口の技術指導は認証機関として、ISO/IEC 17065 で禁止されているコンサルティングにあたるのでは”というご意見を聞く事があります。コンサルティング業務に関しては、“ISO/IEC 17065:2012 (JIS Q 17065:2012) 製品認証機関に対する要求事項: 解説と適用ガイド”(監修: ISO/IEC 17065 対応 WG、編集委員長: 住本守氏)の 18 ページにある“(2) コンサルティング”に抵触しないように進めてまいります。監督省庁の経済産業省と厚生労働省の担当の方にも機会あるごとに見解を仰いで、登録検査機関や登録認証機関として、法令遵守の精神で進めて参ります。その一方で、他機関への認証案件に対する技術相談は大いに進めていきたいと思いますので、何なりとご用命下さい。
長岡科学技術大学でお世話になった教授の方々には、今でもいろいろとご指導を受けています。同大学の教授陣の素晴らしいところは、経済産業省出身の方がいくつかの組織で実践を学んで教授になられた方が多いことです。教授の言葉の節々に、国家の思いが見えてくるように思えたのを、修了後の今でも思い出します。国が若い技術者のために折角開設してくれた学部ですので、多くの製品安全技術者を目指している若人が、この大学の同じ修士課程に入学されることを願っています。そういう意味で、製品安全・機械安全に関わるスタッフをお持ちの企業を経営されている方々には、そのスタッフの方が希望されるなら、学費などの援助を是非お願いします。また長岡科学技術大学の方も、少しでも向学心のある若者が入学出来るように採用枠を広げていただきたいです。私のように工業高校卒業の方で、同大学の受験に不安がある方がおられましたら、メールでお問い合わせ下さい。合格のために私の経験からアドバイスできることがあれば惜しみなくお伝えしたいと思います。
一橋大学の江藤学先生も話しておられますが、日本の技術者を若いうちから IEC や ISO 等の組織へ送り、規格作成に関わらせて、日本企業に有利な規格作りに参加させることが大切であり、特に定年間際になった高齢者が参加していくよりも、30 代の若い技術者を送るべきだと言われています。
私も経営者として、希望する社員が大いに世界に打って出ていけるように、製品安全工学技術者を輩出できるシステムを構築していきたいと考えています。
趣味の日本ミツバチの養蜂ですが、2 群が元気で蜜を集めていますが、1 群はいなくなってしまいました。私の管理ミスだと思います。巣箱の拡張と貯蓄蜜を削減していなかったために、分蜂やスムシなどの発生で住みにくくなって逃げてしまったのではと思います。次の良い住まいを見つけてくれていると良いのですが。
梅雨が明け、本格的な夏になりますが、体調を崩さないよう気をつけて頑張りましょう。