異常気象なのでしょうか?平年よりも早く夏が到来したかのような暑さで、職場では半袖姿の社員が増えてきました。私はこの5月で76歳になりました。数え年での喜寿を祝えという声をいただくのですが、そのうちにとかわしてはいるものの、そのような年齢になってしまったのだなとしみじみ感じています。

今回は、コスモスが運営していくにあたって、これから進めたい内容について紹介したいと思います。読者の皆様方には、疑問点があれば当社のCS部を通じてどしどしお問い合わせ下さい。

  1. Original Evidence Based Safety Systemでの管理監督
    認証機関、試験・校正機関として活動している当社にとって、客観性、再現性は品質保証の根幹となります。そのため、Original Evidence Based Safety System (OEBSS、2024年3月号参照)での管理監督を実施し、認証などの業務において当社が確認したエビデンスの記録をきちんと保管していきます。
  2. 要員の規範
    ISO/IEC 17021-1:2015 (JIS Q 17021-1:2015)、適合性評価―マネジメントシステムの審査及び認証を行う機関に対する要求事項の附属書D (参考)に記載されている“望ましい個人の行動”を、上記OEBSSを実施する要員の規範として導入します。同附属書は、製品認証機関の要求事項であるISO/IEC 17065:2012 (JIS Q 17065:2012)や試験所・校正機関の要求事項であるISO/IEC 17025:2017 (JIS Q 17025:2018)で規定される要員にも適用できると考えています。経営責任者として社員やその他関係者に大切にしてほしいのは、同附属書のa)にある、“倫理的である、すなわち、公正である、信用できる、正直である、そして分別がある”です。倫理的であることを大切にして、お客様からいただいた業務に的確に対応していきます。少しでも当社スタッフの対応に疑念を持たれた場合は、苦情として遠慮なくご連絡ください。
  3. 要員の力量の判定・維持
    また、ISO/IEC 17065:2012やISO/IEC 17025:2017で要求される要員の力量を判定・維持するためのフローを、ISO/IEC 17021-1:2015の附属書C (参考)にある“力量の判定及び維持のためのプロセスフローの例”に沿ったものにします。このプロセスフローにしたがって教育訓練を受け、定期的に力量が確認、担保された技術者が、ISO/IEC 17025に基づくシステムで試験・評価し、ISO/IEC 17065に基づくシステムで認証業務を遂行していきます。
  4. 技術相談について
    認証機関として、当社に認証を希望する製品に対して事前に適用規格の適否を判断し、指導することはできませんが、他の認証機関へ申請されるお客様の製品に関しては、技術相談の形でお役に立てればと思います。ただし、ISO/CASCO (ISO適合性評価委員会)の見解にもあるとおり、公平性に対するリスクについて慎重に検討し、リスクがある場合には解消または緩和し、社内外に確実に証明できるようにします。

趣味の養蜂ですが、自宅近くに大きなメガソーラー設備が出来たため、自然にいた日本蜜蜂がいなくなったのか?分蜂時の捕獲は成功しませんでした。冬を越した2群が毎日元気に蜜を探しに出かけており、戻ってくるのを楽しく眺めています。