読者の皆様、まだまだ秋の風が吹く気配もない9月半ばですが、この独り言が届く頃には、快い涼しい秋風が吹き出すことを期待してのご挨拶とさせていただきます。
新型コロナウイルスも変異種が現れ、まだまだ安心できない状況ですが、負けないように頑張りましょう。

今まで長岡技術科学大学の社会人向け修士課程に通っている間はお客様への挨拶回りの機会が取れませんでしたが、最近は月末に東京の巣鴨事務所を拠点として都内および近郊のお客様周りをさせていただいております。その中でいただいたお客様の声を参考にさせていただきながら、今後は、適合性試験や認証に関して業界に内在するさまざまな課題、弊社のサービスにおける課題をできるだけ解決していきたいと考えております。1987 年の創業時から、社長としては運営経費の増大もありましたが、お客様に極力ご負担を求めない方針でやってまいりました。また、社員へも指示管理しておりますが、一部のお客様から“少し上昇しています”とのお言葉を受け、社長として反省しております。
今後は可能な限り市場の価格を調査して、創業時の精神に立ち返り、業務のムダを抑え、価格上昇をできるだけ押さえてお見積りいたします。皆様方により慕われるコスモスにして、社長業を後進に譲りたいと思います。

また、2021 年に民間から自主的に手を上げての NCB 登録を達成できましたことは、一重にお客様、ならびに監督省庁様のご支援があってのことと理解しています。今後弊社が NCB の認定カテゴリを増やしていくには、お客様のさらなるご協力が必要となります。NCB の CB 証明は相互認証制度ですので、弊社の CB 試験証明書と CB 試験レポートは、WTO/TBT 協定を批准している国々で有効です。すなわち都度サンプルを送らなくても、国内で CB 証明の評価を完結でき、早く世界への販売も可能となります。さらに、外国機関への手数料の支払いも必要なくなりますので、その分のお客様の負担が軽減されることとなります。ぜひ、日本で初めての「民間 NCB」機関である弊社をご利用下さい。今後もお客様からの厳しくも温かいご指導・ご鞭撻を何卒よろしくお願いします。
以前、当該監督省庁へ NCB になりたいと申し出たところ、ある官僚の方から“国の管理制度なので、いろいろな書類の提出、審査などきついものもあるだろうが、一度上げた手を降ろさないで下さいね”と念押しされたことがやっと理解できたように思います。最近、監督省庁の担当者の発言では、“電気用品安全法で使用するJIS規格は、IE C規格に置き換えていきます。古い考え方の規格は徐々に削除していきますので準備するように”とのことですので、弊社も電気用品安全法での認証業務や依頼評価業務を監督省庁の目指す方向に切り替えていきたいと考えています。

秋が近くなると、日本蜜蜂の巣に大雀蜂の襲来が始まります。自然の摂理でしょうが、私としては弱い方の日本蜜蜂に味方してあげたいです。