2月25日付けで、医用電気機器に適用される規格であるJIS T 0601-1及びJIS T 0601-1-2が改正されました。
どちらも最新版のIECに対応するための改正となります。
JIS T 0601-1-2のおもな変更点としては、
・エンクロージャーポートに対するIEC61000-4-39の要求追加
・伝導エミッション、瞬停の試験電圧の変更
・信号入出力ケーブルに対する伝導イミュニティの試験適用判断
・附属書Fのリスクマネジメント内容の刷新
などです。
JIS T 0601-1については、細かい変更点が多数ございます。
そのうち、リスクマネジメントやユーザビリティの引用規格が更新されている点については、設計開発の際に考慮・評価が要求されている内容に大きく影響しますので、ご注意ください。
また、表示光に関する要求も、より細かくなっております。
JIS T 0601-1では、引用するEMD規格（JIS T 0601-1-2）も今回の改正に合わせて更新されております。
弊社はどちらの規格も実施可能ですので、新規格への対応の際には、両規格同時に弊社までお声掛け頂ければと思います。
なお、旧規格の経過措置期限は、どちらも3年となっております。
・JIS T 0601-1の経過措置期限（薬食機発0301第17号）
https://www.pref.miyagi.jp/documents/27889/53717.pdf
・JIS T 0601-1-2の経過措置期限（薬生機審発0227第1号）
https://www.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/T230228I0030.pdf
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