2008年11月15日にISO9001:2008年版が発行され、
12月20日には日本語版であるJIS Q 9001:2008が発行されました。
改訂内容は、ISO9001:2000年版に対し、
新たな要求事項は発生しておらず、今までグレーだった要求事項を
明確にする“追補改訂”という形で発行されております。

【 移行期間 】
2008年版への移行期間は2008年11月15日(土)から2年間

つまり、2010年11月14日(日)までに移行審査を受審して頂き、
ISO9001:2008の認証書を入手して頂かなければなりません。
(2009年11月14日までは、ISO9001:2000及びISO9001:2008のいずれ
でも審査の受審が可能ですが、それ以降は2008年版でのみの受審となります)

『移行審査受審の期限』が2010年11月14日なのではなく、
『新しい認証書の発行期限』が2010年11月14日となりますので、
当然、それまでの早い段階で移行審査を受審頂く必要が出て参ります。

【 移行審査を受ける為の準備 】
前述の通り、「規格要求事項の追加はない」という形で
今回の改訂版が発行されていますが、今までグレーだった部分を
明確にするのが今回の改訂の意図となります。
つまり、これまではグレーゾーンだった為、
規格本来の意図と少々異なった解釈がある場合、
当然、各種文書類の改訂が必要となります。
また、この改訂版の運用に伴い、新規格の社内教育等の運用も
実施したほうが良いと考えられます。