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認証機関として”コンサルテイング”とは

2024-12-17

弊社が監督省庁の行政指導を受けた後、私は当時ISO/IEC 17065対応のWGの主査をされていて、書籍“ISO/IEC 7065:2012(JIS Q 17065:2012)製品認証機関に対する要求事項 解説と適用ガイド”の編集委員長であった住本守様の指導を約2年間受けました。その後、無事に当社は登録検査機関への復帰を認めていただきました。多分この解説書に基づいての住本様から直接教育を受けた方は日本にはいないと思います。コスモスは第三者認証機関を目指していますので、住本様に教えていただいた方向でコンサルティングに関して弊社の見解を以下のとおり公開し、弊社の行動に疑念が生じる場合は、上記書籍に基づいて議論させていただきます。

コンサルティングは“製品認証の依頼者に対して”製品の設計をこう直せば適合できる“と言ったように、その製品の認証取得するための具体的方法や改善方策を示すことはやりません。
尚、目視評価業務として規格適否の判断業務で、適否判断へのお客様の疑念として質問を受けた場合は、適否の根拠を可能な限り説明しますが、どのように改良するのが良いとの指導は控えさせていただきます。
下記書籍のP18あたりをどうか熟読されます様にお願いします。

お客様にお願いです。
弊社の承認書・試験レポートなども、製造物責任法での瑕疵に対して責任が求められます。
弊社への認証申請には以下の点にくれぐれもご注意の上、申請書類の提出をお願いします。

試験レポートは可能な限りISO/IEC 17025で認定された試験機関発行のものをお使い下さい。
試験の一部を外注に委託されている場合には、PL保険を掛けている業者、使用した測定器が定期的に(可能なら6ヶ月に1度)校正され、日本国家標準へトレースできることを証明できる校正証明書を提出できる業者を選択して下さい。ISO/IEC 17025では評価員の力量・要件が厳しく求められていますので外注スタッフの力量判断も厳しく実施していただきたいと思います。
弊社を退職して、何か弊社での経験を売り物にしている方もいますが、彼らの所属する会社のHPを見て、十分な力量があるかはどうか弊社にお問い合わせ下さい。倫理的な要員の指針として、ISO/IEC 17021:2011(JIS Q 17021:2011の付属書D(参考)望ましい個人の行動が規定されています。

私は新潟の長岡科学技術大学の大学院工学研究科 修士課程 システム安全工学専攻を同期生の中、総代で卒業し、修士学位を取得しました。大学での最初の授業で技術者倫理が最も重要だと教えられました。一般財団法人電気安全環境研究所(JET)の理事長には、官僚出身の方々の中で最も倫理観を持った方として中村幸一郎氏が理事長に就任されています。福島原発事故での国側のほとんどの関係者がメルトダウンが始まっていることを公表しない中、行政上、もう少し後で公表したい国側の意向に合わせずに、技術者倫理観で“国民へのより安心・安全への配慮”の方向でメルトダウンは始まっていると公開した真の技術者です。
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