残暑の厳しかった 9 月が過ぎ、ようやく秋めいてきました。季節の変わり目は体調を崩される方が多くなりますが、自己管理を徹底して乗り切りたいと思います。読者の皆様もご自愛ください。
コスモスは、お客様のおかげで 37 年間の間に大きく成長することができました。1987 年の弊社創立時のいろいろな考え方や運用や、お客様へのご恩を忘れずに、当時の会社の雰囲気に戻し、お客様にここまで成長させていただいたお礼ができる企業として、また、第三者検査機構としてレベルアップしていけるよう、社長以下全社員が一丸となってより一層チャレンジしていく所存です。いずれは事業を継承しなければならず、課題の一つとなっていますが、前述の内容を踏まえ、コスモスの事業を継承する人は次のような人であってほしいと思います。
1. 顧客第一主義に徹することができる人。
2. 幅広い安全に関わる知識を修得し、社員や国民へのより安心・安全に良い結果が出せる、技術者としての倫理観を持った人。
最近、いろいろな協会に参加し、監督省庁の監督する協会や国から、電気用品安全法改正の説明がありました。要は、古い基準をすべて IEC 規格ベースに置き換えていきますのでご用意下さいとのことです。企業の方はできる限り早く、設計・開発される製品の基本要求製品規格を古い規格ではなく、IEC 規格で判断できるように切り替えていって下さい。古い規格や基準の適用を続ければ、今後製品が市場に出荷され、不幸にも安全上の問題が生じて訴訟になった時に、企業の“開発の抗弁”が認められにくくなると考えます。可能な限り早く IEC 規格に移行するのが最良でしょう。
私が長岡技術科学大学大学院工学研究科修士課程のシステム安全工学専攻で学んだ内容を少し紹介したいと思います。システム安全、労働安全マネジメント、安全認証・安全診断、リスクアセスメント、リスクマネジメント、産業システム安全設計、安全システム構築、機能安全の基礎、国際規格と安全技術、電気安全設計、火災爆発、ロボット工学、事故情報分析、情報セキュリティ、経営工学、企業コンプライアンスなどに関する内容でした。講義を受けながら、一般社団法人日本要員認証協会の講習を受け、規格開発エキスパート補に登録されました。教授の方に、最終試験で国内認証制度への私論をぶつけてしまい、厳しいご指導を受けたのも、今ではいい思い出となっています。
最後に養蜂について少し。我が家の日本蜜蜂は、2 群が元気で夏を無事に乗り切りました。